- 2026-06-15
痛風がつらい方へ|発作の“今”と再発予防を、漢方も含めて整える整形外科の考え方
突然、足の親指の付け根や足首、膝などがズキズキと痛み、腫れて熱を持ってくる――そんな痛風の症状について、色々な噂を聞いて、「痛みで動けなくなるらしい」「よく再発するらしい」と不安になる方が多いです。痛風の発作は、“急な炎症”として関節や足の先といった部分に現れることがあります。
また、痛風は何度も繰り返し発作を起こしやすくなり、「今回の痛みが少し落ち着けば終わり」ではありません。放置していると生活の質にも影響が広がっていきます。
このページでは、豊田・みよし・岡崎など周辺で痛風にお困りの方に、整形外科ならではの痛風治療について、整形外科クリニックの院長の視点でわかりやすくお話しします。
痛風とは?
痛風は、体の中の、尿酸の状態が関係して起こる病気です。体内の尿酸のバランスが崩れ一定の条件が揃うと、関節などに尿酸の結晶が沈着し、そこで強い炎症が起こります。
その結果として、関節が赤く腫れる、熱がある、少し動かすだけでも強い痛みが出る――といった状態になりやすいことが特徴です。
一方で、関節の腫れや強い痛みは他の病気でも起こり得ます。だからこそ大切なのは、「痛風っぽい」と思い込む前に、診察で見極めることです。
痛風の典型的な症状
痛風の発作では、次のような症状を引き起こします。
- 痛い部位がはっきりしている(親指の付け根、足首、膝など)
- 腫れや熱感が強い
- 触れるだけでも痛い
- 動かすとさらに痛みが増える
- 発作が急に始まることがある
また、症状が強い時期は、歩く・立つ・靴を履くといった動作が難しくなる方もいます。こうした“生活が止まる痛み”は、できるだけ早く整える必要があります。
「自己判断で我慢」しない方がいい理由
「時間が経てば治るはず」と考えて様子を見る方もいらっしゃいますが、痛風は繰り返すことがある病気です。発作が落ち着いたあとも、尿酸の状態がそのままだと、再び同じような炎症が起きやすくなります。
また、関節が強く腫れている状態は、場合によっては感染など別の原因でも起こり得ます。痛みの強い時期ほど、自己判断で「痛風だから大丈夫」と決めつけるのは危険です。
“痛みをやわらげる”だけでなく、“原因を見極めて再発を遠ざける”という視点が重要になります。発熱や痛みがある場合や腫れや痛みが続き、触れるだけでも痛みがある場合などは早めに医療機関を受診するようにしましょう。
整形外科クリニックでの治療を推奨する理由
「痛風は内科では?」と感じる方は少なくありません。確かに痛風は、“血液の病気”として認識されていることが多いですが、発作時のつらさは関節の炎症として現れます。
<整形外科で診るところは「関節」>
整形外科では、
- どの関節が痛むのか
- どんな状態で腫れているか(赤み・熱感・腫れの範囲)
- 痛みはどんな状態か(触れたとき/動かしたとき)
- 動かしたときの反応はどういったものか(可動域や痛みの出方)
- 他の整形外科的な原因が紛れていないか
といった現在の状況を確認し、正確に診断します。
診察の結果、痛風が疑われる場合でも、診察の結果によっては感染など別の可能性を優先して考える必要があります。
その際は、必要な検査や他科(内科など)での評価が望ましいケースもあります。
当院の考え方として、整形外科が窓口になって関節の状態を評価し、必要なら適切な連携まで含めて方針を決めることが重要だと考えています。
漢方薬による治療を行う理由
治療は大きく2つの目的に分けて考えます。
- 発作のつらさを早く落ち着かせる
- 再発しやすい状態を整えて、次の発作を遠ざける
そして、再発予防では「薬だけで終わりにしない」ことが大切です。食事や飲酒、体調、生活リズム、体の使い方など、“その人の条件”を丁寧に見ていきます。
ここでつかさ整形外科医院として特に意識しているのが、「漢方薬の活用」です。
痛風は数値や炎症反応だけでなく、体質・体調の揺らぎが関係してくるケースも少なくありません。そこで、患者さんの状態を一人ひとり丁寧に捉えながら、必要な場合には漢方も“補助的に”取り入れ、炎症が落ち着くまでの過程や、日常への戻り方を整える方針をとります。
もちろん、痛みが非常に強い時期などは、まずは急性期の対応が最優先です。漢方は「代わりにする」ものではなく、その方のコンディションに合わせて無理なく併用しやすい形を探るという考え方でご提案します。
痛風でお困りの方へ
痛風の発作は急に始まり、関節が腫れて痛みが強くなることで、生活を止めてしまうことがあります。だからこそ、つらい“今”の評価を早めに行い、炎症を落ち着け、再発予防まで含めて一緒に計画を立てていくことが大切です。
つかさ整形外科では、関節の状態を丁寧に診たうえで、必要に応じて他科との連携も見据えつつ、再発予防の段階まで含めて方針をご提案します。
「突然の関節の痛みで困っている」「また繰り返すのが不安」という方は、まずは一度ご相談ください。
よくあるご質問(FAQ)
Q1. 痛風は何科で受診すればよいですか?
痛風では関節の症状が中心となるため、整形外科でも診察で状態を確認できます。状況により内科的な評価や連携が必要になることもあるため、まずは診察で見極めることが大切です。
Q2. 発作が起きるきっかけには、どんなものがありますか?
一人ひとり異なりますが、食事(特にプリン体を多く含むもの)、飲酒、睡眠不足や過労、脱水、体調変化などがきっかけになることがあります。再発予防のためにも、可能な範囲で心当たりを教えてください。
Q3. 痛みが落ち着いても、受診は必要ですか?
必要です。発作が落ち着いても、再発しやすい状態が残っている場合があります。再発を遠ざけるために、診察や必要な検査で状態を把握し、今後の方針を整えることが重要です。
まとめ
痛風の発作は急に起こり、関節の腫れや強い痛みで生活を止めてしまうことがあります。だからこそ、早めに評価を受けて炎症の状態を整え、再発を遠ざける計画も立てることが大切です。
つかさ整形外科では、整形外科としての関節評価に加え、漢方薬の活用や個別リハビリテーションも含めて、患者さんの状態に合わせた方針をご提案します。
豊田・みよし・岡崎など周辺で、「突然の関節の痛みで困っている」「また繰り返さないか不安」といった痛風にお困りの方は、まずは一度ご相談ください。